おもちゃの病院

壊れたおもちゃを修理してくれるおもちゃの病院というところがあります。

料金は実費のみ。部品交換の場合の実費ですね。料金がかかっても数百円です。

ただし、ボランティアで運営されているので、いろいろ問題もあります。

 

先日、都内のおもちゃの病院に息子と一緒に行ってきました。

どうみても80歳は超えているだろうと思われるおじいさんたちが一生懸命立ち回っています。若い方でも70歳くらいに見えます。だから部屋中に加齢臭が充満しておりました。

 

そして、お客さんが、既に40人ほどが並んでいます。待つこと1時間半。やっと順番が回ってきました。

担当の方は、1分間くらい、状態チェックをしていましたが、「これは預かり(入院)になるから、1か月後にまた来てください」とのこと。

1時間半待ってこれかよと思いました。だったら、受付で、その場で修理なのか、入院なのか、切り分ければいいじゃんと思いました。

 

でも、まだこれは序の口です。

1ヶ月後の受け取りの時、再度、おもちゃの病院に行ったのですが、受け取りの列が10人ほど並んでいます。まあ、受け取りだからすぐに順番が来るだろうと思っていたら、50分待たされました。

なぜ、こんなに時間がかかるだろうと思って、よく観察してみたら、原因が分かりました。まず、受付の方が、お客様から預り票を受け取ります。そして、その預り票を見ながら、修理すみのおもちゃを探します。受付番号とおもちゃ本体に貼ってある番号を照合しながら探しているのだと思います。その探す作業に3分くらいかかっています。

 

 

その探している様子はお客様から見えます。でも、お客様はそれが自分が預けたおもちゃだと分かっていても、何も言わないのです。「それです。そのおもちゃです」と一言いえば早いのにと思ってしまいました。もっと言うなら、預かり票を渡す時、「〇〇の白いおもちゃです。1個です」と言ってあげればよいのにと思いました。

 

探す作業が終わったら、故障の原因をおじいさんが教えてくれるのですが、段取りがめちゃくちゃ悪いです。「えーと、これは何が原因だったかのう。え~。ちょっと待ってくださいね。ちょっと〇〇さん、あんたこれ修理した?してない。おかしいな。あなたのサインになっているよ。ああ、これはお客さんのサインか。」

 

そして、ようやく故障原因の説明が終わったら、お客さんが受け取りのサインをして、実費(数百円程度)を払っておしまいです。