子どもがいじめにあったとき、親としてできること

 小学校2年生になる息子が、学校でいじめに近い状況にあるようです。先日、息子が寝るときに、ぼそっと、「◯◯君のこと嫌い」と言いました。◯◯君はクラスでも人気者で、勉強もスポーツもできます。そして、息子は放課後にたまに◯◯君と遊んでいたので、親としては非常にびっくりしました。

 

詳しく聞いてみると、◯◯君が子分の子に命じて、うちの息子の鉛筆を何度も隠したり、殴るまねをしているそうです。そして、「◇◇(息子の名前)をやっつけろ」と子分に指示しているようなのです。

 

まだ、実害はないのですが、親としては、非常にショックでした。すぐに先生に言うべきなのか、まだ様子を見たほうがよいの悩みました。そして、ネットで調べたり、友人に聞いたり、先輩ママに聞いたりして、対策を練りました。以下、そのときに学んだこと、聞いたことをまとめますね。

 

ちなみにうちの息子は、先生からは評価が高いと思います。親ばかも入っていますが、とても素直な良い子です。

 

・子供がいじめられていることを親に話すことは、とても勇気がいること。その勇気をまずほめてあげる。そして、話してくれたことに対し、ありがとうの気持ちを伝える。

 

・子供の居場所を教えてあげる。家でもいいし、習い事でもいい。祖父母の家でもいいかもしれない。たとえ、学校でいじめにあっても、自分を大切にしてくれる人がいる場所が確実にあるということを教える。また、親だけは、100%子供の味方だということを示す。全世界を敵に回しても、子供を守るという覚悟があることを示す。

 

・相手の親に伝えるのは、最終手段に近い方法。真摯に対応してくれる親は少ない。逆に学校に相談され、こちらが悪いように言われる可能性もある。そうでなくても、先生や学校からは、やっかいな親子というレッテルが貼られる。

 

・毎朝、「おはよう」の代わりに、「押忍」と挨拶する。やってみると、強くなったような気がします。結構、親も楽しいです。声が小さければ、何度も言わせる。

 

・先生を味方に付けたほうが勝ち。先生も人間。聖人君子ではない。先生は子供と親をセットで見て、その子が扱いやすいか否か判断しがち。先生にとって、いじめられてくることを相談されたら、正直やっかい。それよりも、学校行事に積極的に参加する、PTA役員をやるなどして、先生と親しくなったほうがよい。それが難しいなら、学校行事のアンケートを丁寧に書く。

 

私の友人の話なのですが、彼女夫婦は共働きなので、すべての学校行事には参加できないのですが、参加できた行事については、必ず、事後アンケートを丁寧に書くようにしていたそうです。クラスの誰よりも丁寧に、詳しく、学校側への感謝も含めて書くようにしていました。すると、月曜日の朝礼で、彼女が書いたアンケート(運動会の感想)が発表されたそうです。そんな風にしていると、きっと先生も味方になってくれると思います。

 

・最悪、転校という手段がある。最後の逃げ場を残しておくことで、大胆な行動もできる。