親の悲観は子供に伝わる!

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自分の子どもが試合に出ていないと、親としては悲しいです。特に他の子とそれほど実力差がないときには、なんでうちの子だけ出れないのかと思います。

その気持ち、とてもよく分かります。私もこの3年間、何度も何度も、そういう経験をしてきました。

練習の時も同じです。練習でやる気がない姿を見ていると、もうあきらめモードになってしまいます。

でも、低学年の小学生の場合、親が諦めてしまったら、それが子どもにも伝染します。親に愛されている子どもほどそうなると思います。子どもはだんだん親の顔色をうかがいながら、サッカーをするようになってしまいます。そして、子ども自身がサッカーを楽しめないようになります。

ある試合で、うちの子どもが久しぶりに出してもらえた時がありました。でも、たいした活躍はできませんでした。気持ちも入っていませんでした。私は落胆しました。「せっかく出してもらったのだから、せめて走れよ。下手なのは仕方ないけれど、頑張ってないのは許せない!」。そう思いながら見ていました。鬼の形相だったのかもしれまん。

試合が終了し、子どもがおびえながら、私のところにやってきました。そして、「僕、頑張っていた?」と聞くのです。

私ははっとしました。親の視線におびえながら試合をしていたのかと。

それからは、子どもの良いところだけほめるようにしました。だから、良いところが何もなければ何も言わない。でも、叱らない。「今日の試合では何が良かった?何に失敗した?」と聞くようにしています。

まだ、はっきりとした効果は出ていないのですが、少なくとも、怯えながら私のところにやってくる姿はなくなりました。